2010年1月12日火曜日

風邪は万病の予防

野口整体でも、風邪の効用について語っています。
http://www.amazon.co.jp/風邪の効用-ちくま文庫-野口-晴哉/dp/4480038078

以下は引用:三好基晴 (医学博士/環境臨床医/ホスメッククリニック院長)

今年も 風邪が流行りました。
昔から『風邪は万病の元』とよく言われていますが、
実は風邪による発熱が万病を予防していることをご存知ですか?

なぜ風邪をひいて発熱するのがよいことなのでしょうか?
発熱の医学的な機序は大変複雑ですが、40℃に発熱する例を簡単に説明しましょう。

脳の中には体温をコントロールする体温中枢があるといわれ、
平熱が36.5度の人は体温中枢も36.5℃に設定されています。

ところが、何らかの原因で体温中枢の設定温度が突然40℃に上がると、
体温が徐々に上昇します。
風邪の引きはじめの時、体温が38℃の高熱でも寒気を感じる時がありますが、
これは体温は38℃でも、体温中枢が40℃のために、
その2℃の差で寒気を感じ、身体を震わせて早く体温を40℃以上に
あげようとしているのです。

体温が上書して40℃になり、設定温度と一緒になると、
免疫力を高めるスイッチが入り『汗をかけ、血液の循環をよくしろ』
などの命令をだします。
その後、設定温度が下がり、体温は徐々に下がっていき
平熱の36.5℃に戻るのです。

ところが、体温が上昇している38℃のときに解熱剤を用いたり、
氷で冷したりして無理に体温を下げると、設定温度に体温が到達せず、
免疫力を高めるスイッチが入らないまま、設定温度も下がってしまいます。
すると、免疫力が弱まり、また免疫調整能力にも異常が生じることがあります。

風邪やインフルエンザのウイルスは低い温度を好むので、
風邪は冬に多いのです。
そして熱に弱く、発熱はウイルスの活動を抑制します。
高熱が出ればつらいでしょうが、
ウイルスはもっとしんどいのです。
体温を下げてわざわざウイルスを元気にしてしまうことはありません。

ガンの患者さんが
『発病する前はほとんど病気したことがなく、
風邪もひかなかった』
ということが少なくありません。
アレルギーの人も風邪をひきにくく、
ひいてもあまり発熱しない場合が多いようです。

以上のことから、風邪をひいて発熱したときは
無理に解熱せず、自然に体温が上がりきるのを待ち、
安静にしている事です。
発熱は、身体にとって悪いことだけではなく、
免疫力を高めるための好転反応と考えるべきで、
『風邪は万病の予防』と言えるのです。


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http://shizenhonpo.com/

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